yatorilog

主にイラストを頑張るブログ

大人になるということ

割といい年だけど特に大人になったとは思っていない。

子供の頃の私と今の私は線で繋がっているのでどこから大人でどこまで子供かも判断がつかない。

いつぞやか、数年前、漫画とかアニメとか楽しめない大人にはなりたくないとかなんとか言っていた気もするけど、最近わかったことは歳をとるにつれて気力というのは否応がなしに落ちていき、そういうものを享受するだけの器がどんどん小さくなっていくということだ。多分その器は修復方向への軌道修正も自分である程度コントロール可能ではあるが、ぼうっとしていると容積は減っていく。

これが大人になるということなのだろうか、と考えた。老いていくのを実感することが。

 

所用で実家に帰った。

(双方ワクチン接種済で40分程度の距離であることは書いておきます…このご時世なので…)

長いこと暮らした家はやっぱり落ち着くし、今わたしが住んでいるところよりも閑静で空気も綺麗で、いい空間を満喫した。

帰り道はかつての同級生の実家がポツポツとあって、今頃何してるんだろうとか(いい意味で)わたしのことは覚えてないんだろうなとか、ぼんやりと想いを巡らせた。この文脈からは唐突だけれども、帰る場所があることの重さを知ること、これが大人になるということかと思った。

色んなことに感動したり何かを美しいとか尊いとか思えるようになることが大人になることなのかもしれない。

 

心地よい空間で漫画を読んだ。違国日記。わたしは漫画に現実なんていらないファンタジーを寄越せ派なので、軽い気持ちで読んでみたんだけど、現実なのに優しくて不思議な、漫画というより小説を読んでるみたいな漫画だった。でもこんな小説はありそうでないんだろうし、漫画だからこそいいのだと思う。読んだあとめちゃくちゃ沁みたし、辛い内容もあるのにどこかほっとする。孤独なのに寄り添ってくれる。まきおちゃんが創作者であるからなのか、何なのか、よくわからないけど。今の年齢と状況で読まなかったらこんなに響いてないかもしれない。高校生のわたしが読んだら多分違うことを想っていたはず。とにかくえもいわれぬ何かがこの漫画にはあって、この気持ちを誰かと共有したいし、こんな気持ちになっている読者がいるんだろうなと思うと凄く尊い。もはや救い。これが大人になることか、と思った。

 

めちゃくちゃにまとまらない文章だけどちょっとした備忘。

色んなものが好き

好きなものは沢山ある。

嬉しくて悲しいことに。

 

 

漫画、ゲーム、アニメ、小説、そういった媒体で、ここではないどこかの異世界に触れることで私の世界も増える気がしていた。実際確かに膨大な作品に触れてきて、脳内の世界面積は広がったと思う。

割と早い段階から、増殖した私の世界から生み出された妄想を表現したいと思ってきた。表現して誰かに伝えてその誰かの世界が広がることを夢見ていた。描きたいものが溢れていた。いつか描けると漠然と思っていた。

何かの絵やゲームや写真や、参考になると思うたびに保存して、それで終わった。いつか描くときに、いつか描けるようになったときに、そればかりだった。

積もり積もったアイデアは、未来への根拠のない期待感を内包しつつ、できない自分を嫌悪する材料になった。保存するたびにも肩の荷というか脳の引き出しが重くなった気がして憂鬱だった。夏休みの宿題をいつかやろうと思う小学生だった。

自分を幸せにする自分の妄想。形として表したいし知って欲しい。

大した努力もせずそんな欲求だけが肥大し燻って悶々としていた。表現するには並々ならぬ努力をしなければ形にはならないのにその考えがすっぽりと抜けたまま妄想とストックだけが膨らんだ。

 

色んなものが好きだ。

 

可愛い女の子、格好いい男、花、民族衣装、遺跡、廃墟、SF、夜景、オリエンタル、空、ファンタジックな衣装、自然に埋もれる建物、水族館、海、ファンタジーな世界、RPGで見た異国の街並み、退廃した世界、宇宙、羽、鳥、飛行船、教会、ごちゃごちゃしたお店、市場、団地、海辺の街、透き通った水に浸かった街、ゆらめく魚、砂漠、人造人間、アンドロイド、人型兵器、銃、傭兵、踊り子、盗賊、姫、魔法使い、主従、龍、

 

あげればきりがない。色んなきりがないものを表現したかった。

世の中にはあまりにも素敵なクリエイターの方が溢れている。私が描きたいと思った世界を理想的に描かれている方が溢れている。手を伸ばせばすぐにその世界に触れることができる。

そんな恵まれた環境だから、私が描く意味はあまりないのだ。いい意味で。

Twitterで、素敵な絵沢山見れるから描く意味ないんじゃない?みたいな投稿があったけどめちゃくちゃわかる。

公開されている物凄く素敵な世界、私という入れ物に吸収されていつ排出されるか分からずに腐っているよりはそのまま楽しんだほうがいいことに今更気づいた。

この世界めちゃくちゃ素敵やん!よしブログに記録しとこ!って方がめちゃくちゃ健全じゃないか。

そんなことが分かるのに時間がかかってしまった。

自分の方向性とか描きたいものが定まらず、まあ色々沢山練習すれば見えてくるのだろうけど、その沢山を享受する時期は少し過ぎてしまった。取捨選択(この世界はあの人が物凄く素敵に表現してるからそれを楽しませていただこう、あの世界はどうしても自分なりに描きたいからなんとかしよう)が必要ではないか、と思うのだ。

なお創作活動以外にささやかに青春したり友情形成したりいろんなとこ行ったり知ったりゲームも漫画も沢山経験した結果今の自分があるので後悔も否定もしていないことは付記しておく。

というわけで描くことをやめるつもりはないけどなんとなく吹っ切れて色々純粋に楽しみたいなと思いました、というお話でした。

私にしか描けない何かを描きたい。

といいつつ描きたいものがなかなか定まらないので試行錯誤と取捨選択していきたいです。画力上げるのがんばります。

 

 

 

 

 

部屋をすっきりさせるということ

前の記事から20日も経ったという事実を受け入れられないでいます。

 

ブログ移転して心機一転、ですます口調をやめてたんですが、やっぱりなんかしっくりこないので戻します。

 

前の記事でも触れていましたが、私はたぶんいわゆる「片付けられない女」でした。

写真が少し残っているので貼り付けます。

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汚部屋ですね!

これは最大に片付いていない時のものを撮ったはず。普段はもう少し綺麗だったはず。。。

 

そして現在のお部屋はこちら。引っ越してるので単純な比較はできないけど、同じ人間が住んでる部屋には見えません。

現在と言いつつ1年以上前の写真ですが。

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昔は「カオスから想像は生まれるからまあごちゃごちゃした部屋でいいよね」っていう思考でした。その思考もいまだに結構好きなんですが、何がきっかけか「片付けたい」と思って数年、ここまで来た感じです。

 

部屋がすっきりしていると、とにかく楽なので、前の状態にはあまり戻りたくないなあと思います。

 

ここまで来るのにめちゃくちゃ参考になった本は「人生がときめく片付けの魔法」と「ガラクタ捨てれば自分が見える」です。どちらもすごく有名な本でご存知の人も多いかと。

2冊とも物を減らす方法が沢山載ってますが、どちらかというとすっきりさせる考え方を身につけることに重点を置いていて、片付けの思想を形成するのを手伝ってくれる本です。

いろんなメソッドが書かれていて読むと部屋をすっきりさせたくなります。

 

まあ方法とか考え方とかは色々あるんですが、気づいた大原則は「散らかるのは部屋に対してものが多すぎるから」ということ。そりゃあいつまで経っても片付きませんわ。物理ですわ。物が減れば片付くんですわ。当たり前すぎて忘れてた。

 

あとは「貰い物は貰った時に役目を終えている」「いつか使うは一生こない」「空いたスペースにより良いものが入ってくる」「無駄なスペースに家賃を払うのはもったいない」等が参考になりました。うろ覚えなので間違ってるかも。

 

で、最近体調が悪くて、部屋も荒れ気味だったんですが、だんだん調子が戻ってきたのでお部屋の整理をしました。

 

同時に、書類とか棚の中とかパソコンのデータとか、適当にまとめて中身は把握できていない、みたいな「もやもや」を無くそうという試みを行いました。

見てくれは片付いていても、隠れたところに結構そういう「もやもや」があって、見て見ぬ振りをしていたんですね。いつかやろうって後回しにして。

今回割と徹底的にもやもやをやっつけました。結構大変でした。なにせ数年分、一部は十年以上積もらせたもやもやです。思っていたより時間がかかりました。もやもやと向き合うのってエネルギーが要るんですよね。

で、その間は絵を描くのもぱったりとやめてました。性格上、もやもやを片付けるのがひと段落しないと絵に取りかかれないなあと思って。

ようやっと目処がついたので、沢山描いてもっと上手くなりたいです。とりあえずツイッターのフォロワーを増やしてもっといろんな人に見てほしい。今年の目標ですな。

 

写真を整理してたら友人と撮った写真が出てきました。その友人は自分の夢を追って見事に叶えて、でも道半ばでその人生を終えたと知りました。お通夜も行ってないし当時の友達とは繋がりももうないし確証はないから違う人だったらめちゃくちゃに失礼なんだけど。

めちゃくちゃなエゴで自己満足なんですがそのことを忘れずに描いていきたいなと思っています。

 

 

祖母のこと

「丁寧に暮らす」

「すっきり暮らす」

 

最近そういう言葉が流行っている気がする。(一部からは微妙に思われてるし、それもわからんでもないけど)

 

丁寧な暮らしは到底できないけどすっきりは暮らしたい。

 

そんなことを思うようになったのは、祖母と母の影響が大きい。

 

祖母の話をする。

 

私の祖母は丁寧ですっきりした暮らしをしていたように思う。

 

家はいつも掃除が行き届いており、朝早くから活動し、梅干しやぬか漬けなどを仕込み、料理は上手く手が込んでおり、物知りで、死の間際まで読書と学習を欠かさない人であり、背筋はぴんと伸びて、良く歩き、字は綺麗で、近くに住んでいるのに孫の私に定期的に手紙をしたため、入れ歯も白髪もなかった。

 

もらい子だったという。親となった人はとても厳しかったそうだ。きちんと育ててもらったことに対して感謝を口にしていたが、とても苦労してきたんじゃないかと思う。

母を産んでからも働き続け、あまり構ってあげられず厳しくしてしまった贖罪か、私はとても甘やかされた。

色んな所に連れて行ってくれ、色んな思い出を共有した。

母から見た祖母は多分また違うのだろうけど、私にとっては優しくてひょうきんで博識で、たまに出る奔放さに少し困らせられたおばあちゃんだった。

 

いつしか私が死という概念を自覚しはじめ涙したとき、死んだら現れる約束をしてくれた。約束を果たしてくれたかは私と祖母だけの秘密だ。

いつしか私が不登校になったとき、夏休みに何も言わずに滞在させてくれた。

西の魔女が死んだを読んだら泣くよね)

 

純粋な感性を持ちながら自分の死はしっかり見つめ、遺影も死装束も早くから完璧に用意していた。

田舎の道端に咲いていたふきのとうをはしゃぎながら採取して喜ぶ姿は少女のようであったが、その後美味しく味付けされた料理は主婦としての経験が成せるものだった。

 

40代で乳がんとなり、その後は胃がん、大腸がん、肺がん、病と戦い続けていた。

それでも煙草も酒もやめないでいる弱くて強い人だった。

ちょっと抜けているところやあっけらかんとしたところがあり、それが愛嬌だった。

 

とにかく大好きだった。

 

私の自慢の祖母である。

 

私は部屋をぐちゃぐちゃにするのが得意で片付けられない子供だった。

「ちゃんとお部屋を片付けられますように」と手紙に書いて送ってくれた祖母。

 

時間はかかったけどお部屋を片付けられる女になりました。そのことはまた書く。

 

ちなみに母も祖母の遺伝子を引き継いで丁寧にすっきり暮らしている感じのでわたしにもそういう遺伝子が流れている…はず。母のインスタめちゃくちゃお洒落で震える。

 

最近のこと

しばらく放置していた間に割と色々あったりなかったりしたので書いていこうかなと思う。

そういえばキーボードで文字打つのも久しぶりでなんかぎこちない。(とはいっても、いつまでたってもタイプミス多いしブラインドタッチはあんまりできていない。)

 

頭の中では書きたいことがいっぱいあったのに、いざこうして書くとなるとどうにも思いつかないのは常。

 

職が変わった。

コロナ禍の特殊な環境下、経験者だから早く覚えないといけないという半ば強迫観念じみた気持ちの中、新しい業務も詰め込んでミスのないようにきっちりメモとって、仕事終わったら冷蔵庫の中身思い出して買い物行って料理して、弁当もそこそこ用意して家事して、自分の時間は効率よくオタク活動したくて、でも夜は眠すぎるから朝ちょっと早めに起きてがんばろ…とかしてたら病んだ。

 

社会人になって、自分がのんびりしてて環境の変化にとても弱くてあんまり色んなことができない人間なのをいつのまにか忘れていた。

 

気づかぬ間にどえらいストレスを感じていたようで、初めは身体のほうに異常が出た。

医者に行って薬を処方してもらうもあまり良くならない。休みの日で幾分か症状がマシになるけど会社に行くと悪化するという悪循環。そういえば寝れてないし寝たとしても悪夢ばっかりだし寝たくないしでも寝なきゃ仕事できないし。そのうち業務がめちゃちゃに遅くなった。全然進まないし手が止まるというか脳が動いてない。目から水も出てきそう。過去の経験上、これはあかんやつとなんとなくわかった。

 

精神科の主治医から「3ヶ月は休まないとねえ」とかなんとか言われたときはマジかと思った。いや私そんな病んでんのかと愕然とした。

年をとると精神も回復が遅くなるのかもしれない。昔はもうちょっと回復が早かったはずなのに。

 

かくして私は休養に入った。

ゆっくり休めといわれているのに全然休めないというか妙に「家にいるんだから描いたりしないと」とか考え始めて、でも身体と心は動かないのでしんどかった。仕事のことも考えないといけないのに何も考えられない。

今はほとんど良くなっているのでわかるのだが、精神が回復すると身体も動くようになるし、仕事のことも考えることができるようになる。

 

旦那を見送るために何とか朝起きて、最低限の家事をこなしたらベッドかソファで二度寝、というか眠くてしょうがなくて気づいたら寝ていた。昼過ぎに起きて納豆ご飯を食べて、ぼーっとOPENRECでゲーム実況を観ていたら夕方になって、夕飯を作ってから、またOPENRECかYouTube観て睡眠薬飲んで寝る、みたいな生活だった。

(ちなみにOPENRECではおえちゃんが一番好き。往年のニコニコを思い出す。あとはだいたい毎日すももんが14時からAPEXをやってくれるのでそれを観ていた。)

朝の二度寝を回避できたときでも動画を観るかスプラトゥーンをするかゼノブレイドをするかみたいな感じで、二度寝を回避すると昼過ぎに眠気が襲ってくるので長い昼寝が待っていた。

 

私はこんな生活しかできないのか…と自己嫌悪に陥ったが、精神が疲れたときの私の回復方法はこんな感じなのを回復してからうっすら思いだした。

 

高校生になったときは頑張って入った進学校についていけず病んだ。昼近くに起きてゲームして、14時位になると中学の時に通っていた塾に行った。授業が始まる前の生徒が誰もいない塾で、事務所の中で準備をする先生の隣でしくしく泣いていた。学校さぼってグズグズしている社会も知らない舐めたガキを叱りもしないで慰めて支えてくれた先生には頭が上がらない。本当に先生にはお世話になった。私をとても愛してくれた今は亡き祖母の家に長期間滞在したりもした。

(親には勿論感謝しているけど、見返りがなくても子供を育ててくれた親とは違う大人の存在は大きい。私もこういう人間になりたい。)

 

厳しい就活のなか、夏も本番になろうかという時にやっと1つだけ内定が貰えた。就活はすごく精神を削るものだった。終わってから2ヶ月くらいはぼーっとして過ごしていた。担当の風呂掃除をするためになんとか朝起きて、そっから自室で横になってパソコンを開きながらゲーム実況を観てうとうとする毎日だった。

 

と過去を思い出してみる。

(思い返せば最低限のやることがあるため朝起きれたのは良かった)

 

そんなこんなしていたら精神も回復した。ちょっと過去よりも時間がかかってしまったけども。

 

規則正しい生活、外に出て散歩すること、問題の書き出しが大事らしいが、わたしにはそれに上乗せでゲーム実況とゲームが必要みたいだ。

 

概ね回復した現在はダイエットしたいなとかすっきり暮らしたいなとかいろんなことに目を向けることができるようになった。

 

特にオチはないのだけれど近況報告と備忘録でした。

 

祈りと救いについて

久しぶりの更新。月一くらいで続けていきたいなあと思っていたが多分無理そう。

ポーマニやら練習やらの経過をあげるのが物凄く億劫なので多分物凄くたまに経過を載せるくらいにするかもしれない。

練習はそこそこにゆるやかにしている。最近サボっている。

 

 


今日はとても抽象的な話をする。

抽象的というか、私の語彙力がないから抽象的になってしまう。

 

 

「祈り」「救い」

このモチーフがすごく好きだ。

 


美しい言葉だと思う。

祈りという行為が尊い。なにかの為に祈るその感情がいとおしい。

救いという概念が尊い。癒しの最上級に位置する事象ではないかと感じる。

 


好きというのは少し語弊があるかもしれない。弱い、とか、ツボ、とか、惹かれる、とか、に近いのだけれど、それとも少し違う気がする。 

 


信仰からくる祈りや救いもいいのだけれど、どちらかというと宗教的なものではなく、行動の裏に隠れている、誰か一部にとっての救いとか祈りがいい。

 


そしてやりようによってはどの話にもこじつけられるテーマであるのがいい。

物語から救いとか祈りとかを(時には飛躍して)解釈するのがいい。

 


「この子は今祈ってるんだ」と思いながら描くイラストもある。

手を合わせてなくとも彼女がなにかの為に祈っているという前提で描いた。

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この構図で12枚、祈りをテーマに描きたいと思っている(そして4ヶ月経っても1枚しかできていないという体たらく)。

 

 

祈りや救いに似たものとして「赦し」がある。

ただ赦しはハードルが高い。個人的に、赦しはどうしても他者が登場する。自分を赦すのにも赦す自分という俯瞰視点のもう1人の自分を作らねばならない(気がする)。心理的に重いというか、赦すのってすごく色々経てのことだから。2次元でもキャラクターの赦しにはさすがに関与できない。

 

 

 

 

 

 

プロメアを観た。

すごくいいアニメだった。

熱くて泣けた。(熱い展開に涙がでてくるときない?)

そして救いがあった。めちゃくちゃ泣いた。

勘違いかもしれないけど、当事者が救われたのならそれはちゃんとした救いだ。勘違いでも全然いいのだ。

ガロは視聴者も救ってくれた。

こういう物語がとても好きだ。

わたしの好きな救いはこういう救いなんだな。

 

この手の救い、君の名は。でもあった。

秒速を観ていた勢の一部にとってあのラストはめちゃくちゃ救いだったんじゃないかと思う。

実際私は全て報われた気がした。

 

十三機兵防衛圏の話(と絵)

私はゲームもめちゃくちゃ好きだ。趣味だ。

というわけで、デスストランディングが終わって、次にやるゲームは、amazonでやたらと高評価が目立っていた「十三騎兵防衛圏」に決めた。

ちなみにデスストランディング、めっっっっっっっっちゃいいゲームだった。小島監督はやっぱり天才だった。

この世界のどこかにいる誰かと誰かの「善意のつながり」が沁みるゲームだった。当時はコロナなんてまだなかったけど、この状況を予見したようにも思える内容のゲームだった。

最後あたりはめちゃくちゃに泣いたし、やっぱり繋げていくことって本当に尊いことだと思った。これを分かっている大人になりたい。

人を選ぶゲームだけど、私はプレイして本当によかった。またいいゲーム体験ができた。

 

話が逸れた。というわけでデスストの次は十三機兵に決めた。

結果的にはこのゲームもある意味で「繋がり」が生きているゲームだった。とてもよかった。

13人の主人公のストーリーが時系列バラバラに展開されていくので、理解するのが大変だったが、とりあえずとってもSFでボーイミーツガールで少年少女でとてもよかった。

 

調子に乗ってファンアートを描いたので載せておく。とにかく機兵起動シーンがいいのだ、これはゲームをやった人にしかわからないと思うのだけれど、色々な過程を経て少年少女が起動マーカーに手を伸ばすのが本当にエモいのだ。あと単純にカッコいい。

 

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女子の機兵起動マーカーの位置、概ねけしからん位置にあるの、フェティシズムを感じる。なっちゃんだけは健康的な位置にあるのもいい。

 

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男子は女子みたいに直球じゃないけど男子の色気を引き出せる位置にあるのがにくい。あと緒方くんはなっちゃんポジ。沖野くんのマーカーがうなじにあると聞いて沖野くんを加えずにはいられなかった。

 

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らくがき

 

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いおりちゃんの機兵起動

 

 

以下、キャラについて大まかに感想。すごくネタバレあると思います。

 

 

 

 

・十郎

十郎のせいで、物語がタイムリープなのかループなのか何なのかわからなかったぞこの野郎!と言いたいところだけど、この物語をハッピーエンドにしてくれたのも十郎なのだ。勿論他のキャラクター達も頑張ったけど、十郎が事実に気づいて動いてくれたからこそ、いいラストに辿り着けたので、そういう意味でやっぱり主人公は十郎だなあと思う。

初めは五百里ちゃんとくっつくと思ってたけどとんだミスリードされました。記憶飛ぶ前の、恵ちゃんとのエピソードとかもっと見たかったなあ。

十郎って名前がちょうどいい昭和感とSF感が出ててとても好き。機体の性能もオールラウンダーで、優しい十郎に似合っている。でもどちらかというサポート系の機体で火力は普通なので、それで前線出たらまあ無理だわな記憶も飛ぶわなとも思う。

しっぽも和泉も鞍部も、優しいんだけどちょっと不器用で気持ちを伝えるのが下手そうでかわいい。

 

・五百里

とにかくビジュアルと声がめちゃくちゃ可愛い。抱きしめたい。ふわふわでいい匂いしそう。可愛い。めっちゃ可愛い。そして戦闘でもヒーラー。似合う。

森村とか千尋みたいなちょっとひん曲がった性格にどこからなったのか、もともとはあんなに可愛くて天真爛漫な子なのに、環境がそうさせたのか。五百里という新しい名前で生きていく彼女は、いろんなしがらみに囚われないでまっすぐに生きてほしい。瑛くんにまっすぐに恋する乙女なところを抱えたまま、ロボットに乗って戦う女子高生になってるのがとてもいい

。機兵起動シーンが好きなキャラクターの1人。一番最初に五百里をクリアしたので、一番最初に機兵起動を見たけどめちゃくちゃ鳥肌たった。

 

・瑛くん

戦隊モノでいったら絶対ブラックの位置!!クールでイケメンでミステリアス!!

そんな瑛くんだけど、ずっと神経尖らせていてめちゃくちゃ疲れてそうだなとシナリオ通して思っていた。そんなところにあの天真爛漫ないおりちゃんが現れてよかった。戦いが終わった後は彼女とゆっくりした安寧の時を過ごしていてほしい。なんだかんだいおりちゃんのことめっちゃ好きだし大事にするんだろうなと妄想してる。十三機兵男子はだいたい女子のこと(というか仲間たちのこと)を大切にしてくれそうだから安心できる。

 

・恵ちゃん

初めはとんだメンヘラ十郎女と思ってたごめん。結果的に恵ちゃんも物語をハッピーエンドに導いた功労者だった。しっぽの指示したこと、ある程度の度胸と身体能力がないとできないことなので、料理もできて可愛い恵ちゃんは有能少女。あと絶妙にけしからん起動マーカーの位置は彼女のエイムのおかけである。

内に溜め込むタイプなので色々損してるんだろうなあと思うと愛おしくなってくる。慶太郎のハンバァグの要求をすっ飛ばして今夜のごはんをお魚にする恵ちゃん、「こいつめんどくせえ女だな」感が出てていい。

戦闘、第4世代は支援系なんだけど、第1世代と第3世代の火力が高すぎてあまりぱっとしないんだよな(ごめん)。

 

なっちゃん

なっちゃーーーーーーん!!!!!!好きだーーーーーーー!!!!!!!!

暗くなりがちな物語の中で、ぱっと花が咲いたような、太陽のような、明るくて元気ななっちゃんがほんとーーーに好き!!!

誰が敵で誰が味方か全然わからなくて悶々としがちなんだけど、なっちゃんと慶太郎だけはいい奴確定しててほんとオアシスだった。このカップルが一番好き。五百里と瑛もボーイミーツガールだったけど、なっちゃんと慶太郎はさわやかでSFなボーイミーツガールでとっても!!!良い!!!!!

なっちゃんのシナリオが王道で爽やかで華があって一番楽しかった。

あと戦闘面もめちゃくちゃに火力が高くて素早さが低い遠距離系で好き。なっちゃんはスキルで素早さ補ってて、その分手数が増えて超火力なのも好き。第3世代めっちゃくちゃ強い。好き。

 

・慶太郎

誠実で真面目な慶太郎なら、なっちゃんを任せられる。地球時代のカップルがこうして時を経て実を結んだのがいい。五百里や網口くんのように自由に抗って自由な結果になっているのもいいし、東雲先輩みたいに囚われているのもいいけど、こうして地球時代と同じなのもとてもいい。なっちゃんと並んで安心できるキャラクターだった。地球の慶太郎も、今の慶太郎も見た目が好き。瑛くんとか郷登くんみたいな直球のイケメンではないかもしれないけど、隠れたイケメンというか、この安心感とか優しさとかまっすぐさから来るお顔の雰囲気が好き。俳優になったらウケるタイプだと思う。堅物なようでいて、慶太郎と呼ばせてくれる彼の空気感が好き。要は好き。

 

・うさみちゃん

因幡のうさぎで絶対因幡深雪って兎美ちゃんやないかい!!と思ったんだけど、因幡のうさぎを知っている人はどれ位いるのだろうか。

こういう、赤メガネに三つ編みおでこの白タイツ系女子、クラスに1人はいると思うんだけど、これもどれ位共感してくれる人がいるんだろうか。

うさみちゃんが時代によって1番性格のブレが激しい気がする。因幡さんのまどろっこしさったらないもの(ごめん)。今のうさみちゃんは井田先生とか網口くんに惹かれないだろうなあ、捻二とお似合いだなあと思う。このカップルも好き。捻二くんに不器用ながらもめちゃくちゃ愛されて幸せになれこの野郎。

 

・捻二

最初はオラオラ系昭和リーゼントチンピラやなぁとしか思ってなかったけど、物語を進めるにつれて彼の優しさに絆されていきました。あと声がめちゃくちゃ好き。普段粗暴なんだけど、優しくなるときの声がイケボ過ぎて「こういうので沼に落ちるんだろうな」っていうのが垣間見えた気がする。普段ツンケンしてるのに、女子が弱ってると「大丈夫か」とか「保健室行くか」とか優しく気遣ってくれる捻二ほんとイケメンか。家庭でうさみちゃんに尻に敷かれつつもいい旦那になるんだろうなってのが見える。うさみちゃんへの真っ直ぐな愛情表現が可愛い。愛すべき馬鹿とは彼のことである。

戦闘は火力にもの言わせてガンガン殴っていく第1世代組で本当よく働いてくれた。

 

・網口くん

チャラい初見とは裏腹の過去(というか、前世?)をお持ちの人。重たくなりがちなエピソードを軽くしてくれる飄々とした性格がいい。一度惚れた女には精神的に尽くすんだろうけど(そして時にそれは病的なまでの一途さである)、兎美ちゃんのことあんだけ好きでいて東雲先輩を弄ぶとことか、エンディングで浮気まがいのことをやからすとことか、もうこいつは土台がある程度チャラいのだろうなと思う(ごめん)。

彼のスニーカー、いいブランドのお高そうなものな雰囲気がする。持ってるものがいちいち良いものそうで、でもそれを鼻にかけることないんだろうなと思う。

 

・ユキちゃん

なっちゃんのことめちゃくちゃ大事だし好きだしなんなら網口くんより優先されてるんだけど、それは母性か友情か。ただなっちゃんはめっちゃ可愛いし良い子だから仕方ない。

ユキちゃんの腹チラすごくイイしすごくすべすべしてそう触りたい。とんがってる風なのに髪にはリボン付けてたりとか、ちゃんと女の子らしい所もあって可愛い。

 

・郷登先輩

先輩のシナリオだけ特殊で、ほかの12人をかなり進めてからでないと解放されなくて、どちらかというと種明かしというか伏線回収というか、そんな意味合いが強かった印象。そんでもって影の立役者というか。千尋(幼女)が協力してくれたのも先輩のおかげだし。スカした面してるし(ごめん)言葉少ないけどほんとは結構優しいところ多めなのかもしれない。あとめっちゃ頭いいんだろうな〜模試とかの全国順位常連なんだろうなという妄想。

 

・東雲先輩

いい意味で地球時代の人格とか人生とかから乖離していく子達が多い中で、東雲先輩はいまだ囚われている感じがした。たぶんすごく真面目で、ひたむきなんだろうなと思う。それがあんまりいい方向に向かないところが東雲先輩。なかなか方向転換できず暴走しがちで、常に頭痛に悩まされ、大人に振り回され、負の部分をシナリオ的にも背負わされ、損な役回りである。また変な方向に行かないように、郷登先輩頼んだ。あとちゃんと幸せにしてあげてほしい。

元気な先輩のエピソードとか見てみたかったなあと思う。普段の思いつめていない彼女はどんな感じなんだろう。

先輩のビジュアル、1番のポイントは靴下の長さだと思う。あの絶妙な長さわかってる。ああいう美形で線細くて病的なキャラはあの長さがいいのだ。東雲先輩のおみ足ほんと好き。

あと戦闘でガーディアン使った時の「囮を出すわ…」ってボイスがめちゃくちゃ好き。

 

・比治山くん

なっちゃんとは別方向の癒しポジ。なっちゃんと同じく比治山くんも裏がないとわかってるからか、シナリオの安心感があった。いや、まあ、だいたい焼きそばパンと沖野くんのことを考えている印象しかない。そんな単純さが彼のいい所であり可愛いところなのだ。まっすぐで日本男子で精悍な顔立ちで男らしくてちょっとアホで、沖野くんは自分にはないそんなところに惹かれたのかなぁと妄想してる。

なんだかんだ真面目なので、一度した約束はちゃんと守ってくれそう。犬系男子筆頭。

短髪白制服の比治山くんがめっちゃイケメンでめちゃくちゃ好き。